8月13日(金)
今日は迎え盆、母のお墓にみんなで行きます。
実家でふと目に止まった陶器の豚の貯金箱。
13年前に亡くなった母のコレクションの一つです。
今も母が並べたそのまま‥‥‥
母は毎日の”へそくり貯金”で私たちを育ててくれました。
サラリーマンの家のように月給が入る訳でなく、
日銭が入る商売人の家だったので、
毎日毎日、ちょこっとつもり貯金をするように、
豚の貯金箱にお金を入れていました。
その日によって、小銭だったり、お札だったり。
ちょっと余分な出費の時、例えば電化製品を買うとか、
私たちの制服を買うとかという時
その豚の貯金箱からお金を出していました。
30年以上も前のある日、
父が急に商売のお金がすぐに明日、必要になり、
銀行に行く時間もないというときがありました。
母は豚の貯金箱からお金を全部出し、私と弟も数えるのを手伝いました。
お札は貯金箱に入れやすくする為に
1枚1枚セロテープで巻いてあったので、それをはがすのが大変でした。
その豚の貯金箱に100万円入っていて、
父は商売の為のお金を用意する事ができました。
豚の貯金箱は我が家の大事な大黒様でした。
今も母が並べたそのまま‥‥‥
今日持ってみたら、大きな豚の貯金箱は
ずっしり重く私の片手では持てませんでした。
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